Just Launch!!
Creating Computing Guide Curriculum for Scratch 3.0 (Japanese Version)
Scratch 3.0対応の創造的コンピューティング(日本語版)のリリースです!
- Original Author: Karen Brennan, Christan Balch, Michelle Chung
- Education Level: Elementary School, Middle School, High School, College and University
- Content Types: Activity, Assessment, Curriculum, Handout, Lesson Plan
- Curricular Areas: Computer Science, Social Studies, Teacher Education
- Keywords: Scratch3.0
Now, Creating Computing Guide Curriculum for Scratch 3.0 (Japanese Version) Is Launched.
Scratch3.0対応の創造的コンピューティング(日本語版)のリリースします。
創造的コンピューティングは、ハーバード大学 教育大学院にて作成されたK-12(日本の小中高校に相当)を
教える教育者向けのカリキュラムガイドです。
特徴:
・生徒たちの創造性、想像力、関心を引き出すことで、コンピュータとの関わり方を成熟させてくれます。
・日常生活で楽しんでいる様々なコンピュータメディアが、どういう仕組みでできているのかを知り、
自らの考えで「デザインし、物作りする担い手」になることを促してくれます。
・優れたアクティビティ(コードを作ることにより論理的思考を身に付けたり、デバックのクイズで問題解決
をしたり、友達との作品共有によりコミュニケーション力を高める等)が豊富に盛り込まれています。
・カリキュラムガイド
教育者向けにアクティビティ仕立てのカリキュラム(授業)の進め方を解説しています。
生徒に配布する資料も充実しており、先進的なカリキュラムをすぐに開始することができます。
先生や生徒が独自のカリキュラムを創造的に考えて作れるよう、独自アクティビティ作成用のフォームが
含まれています。
各アクティビティには生徒の学習状況の「確認ポイント」が、付録には「コンピュータ上の実践の発達状況
評価」のための基準、および「教師が生徒をうまくサポートできているか」のチェックシートが含まれいます。
・ワークブック
各アクティビティの配布資料とアクティビティの振り返り用フォームの一式です。
・利用にあたって
小学生:
プログラミングの概念・実践を学ぶことを目的としたカリキュラムのため、総合の授業で利用することを
推奨します。MITのScratchチームが公開しているScratchコーディングカードと組み合わせて利用すると、
興味の示さない生徒もプログラミングの楽しさを学べます。
中学生・高校生:
プログラミングの概念・実践を学ぶには最適です。
Scratchのブロックプログラミングは手順や操作が簡単で視覚的に覚えられます。このため、生徒たちは
アイデアを考えたり、作ったコードをトライ&エラーすることに集中できます。
テキスト型の高級言語は手順を覚えることが中心の授業に成りがちですが、Scratchを使った授業では、
生徒たちは論理的思考や問題解決のために時間をかけることが可能です。
このため、生徒たちのロジカルシンキング、問題解決スキルを高めるのに役立ちます。
大学生:
コンピュータを苦手とする文科系学生でも、楽しみながら創造的コンピューティングの概念を理解でき、
実践できるようになります。難しい高級言語に取り組む前準備として、プログラミング入門編の講義に
活用すると効果的です。
・ハッカソン(ユニット6)について
是非、親御さんや地元の企業(デザイン会社、IT系の会社等)のボランティアの助けをもらいながら
実施することを推奨します。
ハッカソンのカリキュラムには、デザイン思考やアジャイル思考が含まれおり、初めて授業に取り入れ
る先生方にとってチャレンチャブルな内容となっています。
それらの思考方法を理解しているボランティアを巻き込んで学習効果を高めることを検討ください。
地域の企業やボランティアを巻き込むことにより、様々な知見が授業に取り込まれだけでなく、
生徒たちと地域の大人とのコミュニケーションを促進してくれます。
・フィードバックのお願い
翻訳は極力、原文に忠実に訳しており、意訳は極力行っていません。このため理解しずらい箇所が数多
くあると思います。より良いガイドに育ていくため、「こんな訳文の方が良い」とのご提案がありまし
たら、是非、投稿ください。
・最後に
原著者であるKaren Brennanさん, Christan Balchさん, Michelle Chungさん達の貢献に感謝します。
原書のCreative Computingは、ハーバード大学 教育学大学院のScratchEdチームによって作成され、
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でリリースされました。
日本語訳についても、そのライセンスを継承し、同ライセンスの元でリリース致します。
以上